自分でプロジェクトの進め方を決められることになった時、念願のUXデザインで進めることにしました。
しかし、それまでUXデザインのプロセスをまともにやったことがなかったので、案の定うまくいきませんでした。
すべてのステップを踏もうとした
UXデザイン全部盛りをやろうとしていました。当然のように時間がかかりました。
気付いた時には開発する時間は全くなく、考えていたことなんてとてもじゃないけどできない状況でした。
ただただ、苦しかった記憶があります。
ポイントを見極めて実施していかなくては、とてもじゃないけどUXデザインができる時間はありませんでした。
ファシリテーションできなかった
全員でどのようなプロダクトにしていくかの理想型を考えていた時、”初心者でも使える”というのが出ました。この初心者とはどの程度のことなのか?と意見が出て、それについて話そう。という流れで話をしました。
それを明確にするのは大切ですが、この時点では不要でした。
「初心者が短い時間でほしい情報を手に入れることができる」とか、そういう一文を決められれば良かったので、それが決まる前から「初心者とは利用歴が○年目以内で〜〜」と掘り下げる必要はありませんでした。
これはほんの一例で、こんな調子で話がすぐに逸れていたため、時間がかかった割に使えるアウトプットは出ませんでした。
何のために、どのようなアウトプットをしたいのかが明確になっていなかったため、適切なファシリテーションができませんでした。
サポートしてくれる人を呼ばなかった
本やセミナーで得た知識だけでは、うまく進められないものです。
予想外の質問が出てくると、もちろん対処できません。
それなのに、全て自分のものとして吸収したくて サポートを呼ばず、自分で進めました。
うまく進められないのに吸収なんてできる訳もなく、結果 正解も分からず、反省しか残りませんでした。
素直に人を頼って進めていくほうが、プロジェクトのためにも自分のためにもなる選択でした。
まとめ
改めて見てみると、目的を見失っていたのが原因と思います。
書いてみて感じるのは、なにもUXデザインというだけではなく、何か新しい手法を業務に取り入れたい時に共通して言えることだということです。
どなたかの役に立てれば幸いです。