【2025年4月版】図書館とAudibleで3万円節約!読んだ本まとめ&おすすめ本

本・書籍

図書館で本を借りたり、Audibleを利用したりして、今月も読書を楽しみました!
この記事では、節約できた金額とともに、おすすめの本や心に残った本を紹介します。

さらに、図書館を活用すると、本を無料で借りるだけでなく、電子書籍やDVD、イベントなど、さまざまなサービスも利用できるので、節約効果が大きいです。
図書館の節約術について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください!

それでは、2025年4月に読了した本を紹介していきます!

2025年4月の読書記録|図書館とAudibleを活用した本の一覧

今月は、図書館で6冊、Audibleで20冊の本を楽しみました。

No.タイトル著者ソース定価
1贖罪の奏鳴曲中山七里Audible¥890
2ナルニア国物語 魔術師のおいC・S・ルイスAudible¥902
3追憶の夜想曲中山七里Audible¥858
4世界をアップデートする方法篠原信Audible¥1,760
5ライフトラベラー喜多川泰Audible¥1,430
6恩讐の鎮魂歌中山七里Audible¥1,760
7破戒島崎藤村Audible¥935
8スイッチ 悪意の実験潮谷験図書館¥1,730
9頭を「からっぽ」にするレッスンアンディ・プディコム図書館¥1,540
10悪徳の輪舞曲中山七里Audible¥836
11悟浄出立万城目学Audible¥539
12復讐の協奏曲中山七里Audible¥1,683
13殺戮の狂詩曲中山七里Audible¥1,760
14宝石商リチャード氏の謎鑑定辻村七子Audible¥715
15自分とか、ないから。教養としての東洋哲学しんめいPAudible¥1,650
16切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人中山七里Audible¥704
17有頂天家族森見登美彦Audible¥1,525
18センス・オブ・ワンダーレイチェル・カーソン図書館¥1,650
19貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」鈴木大介Audible¥1,056
20花菱夫妻の退魔帖白川紺子Audible¥748
21二人の嘘一雫ライオンAudible¥1,060
22私はチクワに殺されます五条紀夫図書館¥693
23先祖探偵新川帆立Audible¥748
24入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください寝舟はやせAudible¥1,430
25世界のクラウンジュエルパイ インターナショナル図書館¥2,090
26中国小説集中島敦図書館¥900
小計¥31,592
Audible 月会費¥1,500
合計¥30,092

今月読んだ本で、特におすすめの本を紹介します。
詳細が気になる方は、Amazonのリンクも貼っているのでチェックしてみてください。図書館を上手に活用するのもおすすめですよ!

貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

衝撃的な一冊でした。
本書は、貧困者の調査を長年続けてきた著者が、ある病気をきっかけに自身も「高次脳機能障害」を患い、かつてインタビューしてきた当事者たちの「生きづらさ」を、まさに自ら体験するという実話です。

約束を守れない、遅刻する、だらしなく見える――そうした行動の裏にある「脳の不自由さ」に、気づけているでしょうか。
私自身、この本を読むまでは「なぜちゃんとできないのか」と、どこかで当事者を責める気持ちがありました。

しかし、著者が語る「高次脳機能障害」の体験と、過去のインタビュー内容が重なったとき、私はその考えを突き崩されるような衝撃を受けました。
事例一つ一つに深い納得感があり、目の覚めるような思いがします。

著者はこれまで、あえて書かなかった貧困者とのエピソードについて、自らの体験をもとに本書で掘り下げています。その後悔を滲ませつつも、こうして形にしてくれたこと自体が、大きな価値だと感じました。

「働かない」のではなく「働けない」。
この視点を持つことで、貧困や社会的弱者に対する見方が大きく変わるはずです。
貧困は本人の甘えや努力不足だと思い込んでいる人にこそ、ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。

中国小説集

「山月記」しか知らなかった私にとって、本書との出会いは中島敦の世界を一気に広げてくれるものでした。

読むきっかけは、「悟浄出世」という作品を勧められたことです。読んだことがなかったので、収録されている本書を手に取りました。改めて読んだ「山月記」も、やはり心に深く響くものがありました。

ふと気になって調べてみると、「山月記」には中国古典に元ネタがあると知って驚きました。そういえば、「悟浄出世」も『西遊記』がモチーフになっているし……もしかして中島敦って、元ネタがないと書けないタイプ?と、思わず勘ぐってしまいました。

そこで、ChatGPTに話を聞いてみたところ――
確かに中国古典をベースにしているものの、それに対する解釈や構成、心理描写などには中島敦独自のオリジナリティが強く表れており、むしろそこが高く評価されていると知りました。加えて、作者自身が理想と現実の間で悩み苦しんでいたことも、作品のテーマや人物描写に反映されているのだそうです。

その視点を踏まえて読むと、「悟浄出世」の味わいが一層深くなります。
修行に出る前の悟浄が、さまざまな人々と出会い、思想に触れていく物語――それはまさに、現実の中島敦が模索していた人生そのものと重なるように感じられました。

著者や時代背景を知ることで、作品への理解が格段に深まる。
それは文学だけでなく、他の文化や芸術にも通じることであり、今回はそれを改めて痛感しました。

読みやすいルビや注釈も親切で、中島敦作品の魅力に初めて触れる方にもおすすめの一冊です。

世界のクラウンジュエル

図書館で本を借りるとき、写真がメインの本は特に“借り得”だと感じています。今月はその中でもひときわ贅沢な気持ちになれる一冊、『世界のクラウンジュエル』を堪能しました。

タイトル通り、王冠をはじめとする王侯貴族たちの装飾品が、まるで宝石箱をひらいたかのように美しく並びます。特に印象的だったのは、エリザベス一世が着用したとされる「ガールズ・オブ・グレートブリテン・アンド・アイルランド ティアラ」。
これぞティアラ、というほどに繊細で、そして媚びることのない凛とした美しさが際立っていました。

本書はヨーロッパの王室だけでなく、アジアや南米など、世界中のクラウンジュエルが紹介されており、その名の通り「世界のクラウンジュエル」を名乗るにふさわしい一冊です。
単なる美の鑑賞にとどまらず、それぞれのジュエリーに込められた歴史や地域性、美意識の違いについての解説も充実しており、読みながら多くの学びがありました。

華やかでありながら、国家の歴史と結びついた重厚さも感じられる珠玉の写真集。おとぎ話のような美の世界に浸りたい方、そして歴史や文化をビジュアルで味わいたい方におすすめです。

2025年4月の読書を振り返って|図書館活用と節約術のまとめ

今月は体調があまり優れず、集中して読書するのが難しい日が多くありました。そんなときに、横になりながらでも耳で楽しめるAudibleの存在は本当にありがたく感じました(うっかり寝てしまうのが注意点ですが……)。

今月読んだ本を通じて感じたのは、「時代背景や著者について知った上で読むと、作品の理解が一段と深まる」ということです。特に古い小説においては、その時代や作者の背景を調べてから読むことで、作品の見え方が大きく変わるのだと実感しました。

これからは、古典や歴史的背景のある作品に取り組む際には、なるべく事前に時代や著者について調べてから読書に臨みたいと思います。


値段は以下のツールから取得しました(出てこなかったものは手動で検索しました)。

借り得にやにや計算機
Web site created using create-react-app
タイトルとURLをコピーしました