【2025年5月版】図書館とAudibleで3万円節約!読んだ本まとめ&おすすめ本

本・書籍

図書館で本を借りたり、Audibleを利用したりして、今月も読書を楽しみました!
この記事では、節約できた金額とともに、おすすめの本や心に残った本を紹介します。

さらに、図書館を活用すると、本を無料で借りるだけでなく、電子書籍やDVD、イベントなど、さまざまなサービスも利用できるので、節約効果が大きいです。
図書館の節約術について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください!

それでは、2025年5月に読了した本を紹介していきます!

2025年5月の読書記録|図書館とAudibleを活用した本の一覧

今月は、図書館で6冊、Audibleで11冊の本を楽しみました。

No.タイトル著者ソース定価
1デザイン組織のつくりかた デザイン思考を駆動させるインハウスチームの構築&運用ガイドピーター・メルホルツ、クリスティン・スキナー図書館¥1,060
2ブランディングデザイン コンセプトから展開する「らしさ」のつくり方ingectar-e図書館¥2,530
3終わった人内館牧子Audible¥1,034
4最新の脳研究でわかった!自律する子の育て方工藤勇一、青砥瑞人図書館¥990
5文書は写経のように書くのがいい香山リカ図書館¥1,650
6フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔高橋昌一郎Audible¥1,034
7イッツ・ダ・ボム井上先斗Audible¥1,650
8本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚かまど、みくのしんAudible¥1,760
9法廷遊戯五十嵐律人Audible¥1,760
10佐藤優の地政学入門佐藤優Audible¥1,480
11本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘I」香月美夜Audible¥1,320
12獣の奏者 1 闘蛇編上橋菜穂子Audible¥1,760
13地球一周 365日 世界遺産絶景の旅いろは出版図書館¥3,680
14蜷川実花写真集 アシッド・ブルーム蜷川実花図書館¥4,180
15獣の奏者 2 王獣編上橋菜穂子Audible¥1,760
16獣の奏者 3 探求編上橋菜穂子Audible¥1,760
17獣の奏者 4 完結編上橋菜穂子Audible¥1,760
小計¥32,408
Audible 月会費¥1,500
合計¥30,908

今月読んだ本で、特におすすめの本を紹介します。
詳細が気になる方は、Amazonのリンクも貼っているのでチェックしてみてください。図書館を上手に活用するのもおすすめですよ!

『最新の脳研究でわかった!自律する子の育て方』工藤勇一・青砥瑞人 著

部下育成の参考として勧められた一冊でしたが、想像以上に学びが多く、子育て・人材育成の両面で深く心に残る内容でした。

本書では、自律した子どもを育てるにはどう関わるべきかが、脳科学の視点も交えて丁寧に解説されています。
「他責にせず、自分で考えられるようにするためには、どんな問いかけが必要なのか?」という問いに対して、具体的で実践的なヒントが紹介されており、まさに目から鱗の連続でした。

特に心に刻もうと痛感したのは、「いかに大人が我慢できるか」が重要だという点です。
子どもに考えさせ、頼られた時にだけ手を貸す——。そのためには、大人が口や手を出したい気持ちを抑え、見守る覚悟が必要です。この大変さは、子育てだけでなく部下育成においてもまさに同じだと感じました。

また、実際の子どもとのエピソードには思わず涙してしまう場面もありました。単なる理論ではなく、「共感できる現場のリアル」が込められていることも、本書の魅力のひとつです。

子どもを育てる人にも、部下や後輩を育てる立場の人にも、強くおすすめしたい一冊です。

『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚』かまど・みくのしん 著

「一体どんな内容なんだろう?」と、ある種の“怖いもの見たさ”で手に取った本でした。
正直に言えば、「今まで本を読んだことがない人の感想なんて…」と、どこか侮っていた自分がいたのです。——でも、それは大きな間違いでした。

本書は、読書初心者である“みくのしん”さんが、名作文学に初めて触れるという読書ドキュメント。そして、それを“かまど”さんが見守り、感想を深めていくという構成になっています。

読書を重ねてきた私にとって、「他の人の読書法を知る」とは、たいてい“効率よく内容を把握する”とか“要点を掴む技術”のような話でした。けれどこの本には、そんな発想を超えた読書の原点とも言える驚きと感動がありました。

みくのしんさんが紡ぐ、率直で新鮮な感想。そこには、何十回と読んできた自分でも気づけなかった視点があり、ページをめくるごとにハッとさせられます。

そんな読書体験をすると、つい「私の読書の仕方ってこれでいいのかな?」と不安になることもあります。
でも、そんな私の背中をそっと押してくれたのが、かまどさんのあとがきでした。
共感しかない内容に加えて、言葉の選び方や表現がとても的確で、本を読むことの本質をあらためて感じさせてくれました。
「本に正しい読み方はない」——
この一言が、読み手としての私自身にも大きな勇気を与えてくれました。

読書に慣れている人にも、これから始めようとする人にも、ぜひ手に取ってほしい一冊です。新しい視点から本を読むとはどういうことか、その本質に触れることができると思います。

『獣の奏者』シリーズ 上橋菜穂子 著

夢中になって、一気に読んでしまいました。
読み進めるうちに、ただのファンタジー作品という認識が覆されました。表現力が圧倒的で、情景がまるで目の前に浮かぶよう。空の色や風の音、登場人物の息づかいまで感じられるような描写に、何度も息を呑みました。

舞台となる世界は、自然や生き物の描写にとどまらず、国内の権力構造や国同士の政治的な緊張関係まで緻密に作り込まれています。ファンタジーでありながら、現実世界の裏側を覗いているような感覚を覚えるほど、リアリティがあります。

そして、何より印象的だったのが、主人公・エリンの存在です。
彼女はすべてをうまく乗り越える“理想的な主人公”ではなく、悩み、戸惑い、ときには状況に押し流されながらも、自分の意思を模索して生きていきます。その姿に強く心を動かされました。「ファンタジーは子ども向け」なんて概念が吹き飛ぶような、深くて力強い物語です。

著者の上橋菜穂子さんは文化人類学を学び、アボリジニの研究をしていたとのこと。そうした背景も作品に活かされていて、人々の暮らしや価値観がどこまでもリアルに、血の通ったものとして描かれているのも大きな魅力でした。

物語としての完成度の高さと、登場人物たちの生きる姿の力強さに、何度も胸を打たれました。
大人にもぜひ読んでほしい、重厚で美しいファンタジーです。

2025年5月の読書を振り返って|図書館活用と節約術のまとめ

5月は、図書館やAudibleなどを活用しつつ、幅広いジャンルの本に触れることができました。
振り返って強く感じたのは、自分の中にあった偏った見方や思い込みに気づけたことです。

「自分は人を侮るような気持ちは持っていない」と思っていたのに、実は心の奥底にあったことが、いくつかの読書体験を通して露見しました。良くないことだと頭ではわかっていても、無意識のうちに抱いていたのです。

本当に、自分の見えている範囲は狭い。
それぞれの本から何を学び、どう感じたか、そしてなぜそう思ったのかを丁寧に考えることで、はじめて自分自身の考えの偏りに気づけました。
ただ読むだけでは見えなかったことです。

読書は、知識を得るだけでなく、自分の内面と対話する時間でもあるのだと、あらためて実感しました。
これからも、図書館などの仕組みを上手に活用しながら、節約しつつ、心を揺さぶる本と出会っていきたいと思います。


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