Photoshopで絵を描く際、SidecarでiPadを使うのと、液タブ(Wacom One)を使うのでは、どちらが良いのか比較してみました。
結論としては、一長一短があり、それぞれに特徴があります。
Sidecar
前提として、Sidecarを使う場合は、Macのメニューバーアイコンをクリックし、接続するiPadを選択するだけで使えます。

iPadでPhotoshopを表示すると、こんな感じです。

メリット
- 遅延がほとんどなく、問題なく使える
- サイドバーを使って、シフトなどの選択ができるので便利
- 指で拡大縮小やキャンバスの位置調整が可能
デメリット
- Photoshopのツールバーは指で操作できず、どこが操作できるのか分からなくなることがある
- PCを起動していないと使えない(Sidecarなので)
- 本体の価格が高め
液タブ
Wacom Oneを使っているので、それを基に比較します。

メリット
- ブラシの太さが表示されるので、より直感的に操作できる
- ペンにボタンが1つあり、そのボタンにアクションを割り当てることができる
- 横長のデザインで、ツールがあっても描画エリアを十分に確保できる
- iPadよりも安価
デメリット
- コードが多く、動かしづらい
- HDMIやUSBが接続できないPCでは、別途マルチポートアダプターが必要
- 電源がないと起動しない
- 指での操作はできない
液タブも種類が多く、高性能なモデルでは、上記のデメリットが解消されることがあります。
しかし、20万円を超えることもあり、その場合「iPadよりも安価」というメリットが薄れてしまいます。
まとめ
結局、どのメリット・デメリットを重視するかがポイントです。
すでにどちらかを持っている場合、わざわざ買い換えないでも大きな差はないと思います。
あくまで絵を描くことを目的としているので、それ以外の用途としてもiPadを使いたいのであれば、もちろん購入を検討してください。