【原因と解決法】XML パースエラー: 整形式になっていません。

Webデザイン

xmlにアクセスしてみて、
XML パースエラー: 整形式になっていません。
というエラーが出たときの原因と解決法です。

原因:エラー内容の説明

「XML パースエラー: 整形式になっていません」というエラーは、XMLファイルの構造に問題があるときに表示されます。
XML(Extensible Markup Language)は、データの格納や交換に使用されるマークアップ言語ですが、その形式が正しくない場合、このエラーが発生します。

このエラーは、特にXMLファイル内で特定の記号(例えば、&<など)を正しくエスケープ処理していない場合に発生します。
XMLでは、これらの記号をそのまま使用することができないため、代わりに「実体参照」という形式に変換する必要があります。

例えば、&&amp;<&lt;>&gt;というように、特定の文字をエスケープしないと、XMLパーサーはそれを正しい構文として認識できません。
これが「整形式になっていない」というエラーの原因です。

解決方法

「XML パースエラー: 整形式になっていません」が発生した場合、以下の方法で解決できます。

エラーを回避するためには、XML内で特殊な記号を適切に処理することが重要です。
代表的な解決方法を2つご紹介します。

1. 実体参照に置換する

XMLでは、&<>などの特殊文字をそのまま使用することができません。そのため、これらの文字を実体参照に置き換える必要があります。

よく使われる実体参照は以下の通りです:

  • &&amp;
  • <&lt;
  • >&gt;
  • "&quot;
  • 空白 → &nbsp;

これらの文字を、XMLファイル内で適切に置き換えることで、エラーを回避できます。
特に、URLやHTMLタグ内に含まれるこれらの記号に注意が必要です。

2. CDATAセクションを使う

もう一つの解決方法は、CDATAセクションを使用することです。CDATA(Character Data)セクションは、XML内で文字列をそのまま処理させるための方法です。
CDATAセクションを使うと、その中の文字列はエスケープされず、そのまま記述することができます。

CDATAセクションを使うには、次のように記述します:

xmlコードをコピーする<![CDATA[
ここにXMLデータや文字列を記述します。
]]>

CDATAセクションを利用することで、&<などの記号をそのまま使うことができ、エラーを回避できます。
ただし、]]>という終了タグを含む文字列はCDATAセクション内に含めることができませんので注意が必要です。

まとめ

「XML パースエラー: 整形式になっていません」というエラーは、XMLファイル内の特殊文字が適切に処理されていないことが原因です。

このエラーを解決するためには、以下の2つの方法を試してみてください:

  1. 実体参照に置換する
    &<>などの特殊文字を、それぞれ対応する実体参照に置き換えることで、XMLファイルを正しい形式にすることができます。
  2. CDATAセクションを使用する
    CDATAセクションを使うことで、特殊文字をそのまま記述でき、エラーを回避することができます。

これらの方法を適用することで、エラーを解消し、XMLファイルを正しく処理できるようになります。

特にXMLファイルを扱う際には、記号のエスケープ処理をしっかりと行うことが重要です。
エラーを防ぐために、日頃から意識しておくと良いでしょう。

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